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minipass資格試験の勉強法

社労士は総得点では受からない

社労士試験の対策で最初に決めるべきなのは、総得点の目標ではありません。 選択式8科目と択一式7科目、 合わせて15ある科目別の最低点のほうです。 ここを1つ割ると、総得点が足りていても不合格になります。 効くのは全体の底上げではなく、割る科目を作らないことです。

総得点が足りても落ちる理由

令和7年度の合格基準は、40点満点中22点以上、かつ各科目5点中3点以上、 および70点満点中42点以上、かつ各科目10点中4点以上でした。 総得点の条件と、科目ごとの条件が「かつ」で結ばれています。

形式科目数総得点科目ごとの最低点
選択式8科目 22/40点 5点中3点
択一式7科目 42/70点 10点中4点

選択式は1科目5点しかありません。1問の取りこぼしが基準点に直結します。 総得点で40点満点中22点を超えていても、 どこか1科目が2点なら、その時点で終わります。 5.5%という合格率の実体はここにあります。

合格基準は毎年決め直される

合格点は固定ではありません。直近12年で、選択式の総得点は 21点から27点、 択一式は42点から45点の間で動いています。

公表資料には毎年、難易度に差が生じたことから前年度の合格基準を補正した、という趣旨の但し書きが付いています。総得点も科目別の最低点も固定ではなく、年ごとに決め直されています。 直近12年のうち12年で補正が入っています。

ここから言えるのは、目標を「何点取る」で置くと的が動くということです。 置くべき目標は点ではなく、基準点を割る科目をゼロにすることのほうです。

引き下げが多いのは同じ科目

基準点が引き下げられた回数を数えると、科目に偏りがあります。 引き下げが入った年は、それだけ多くの受験者が基準に届かなかった年です。

選択式の科目引き下げのあった年 直近12年に占める割合
労務管理その他の労働に関する一般常識6回50%
健康保険法5回42%
社会保険に関する一般常識5回42%
雇用保険法2回17%
国民年金法2回17%
厚生年金保険法1回8%
労働者災害補償保険法1回8%

出どころ: 全国社会保険労務士会連合会 試験センターの各年度「合格基準及び正答について」。 令和7年度に引き下げが入ったのは労一が2点、社一が2点、労災・徴収が2点です。

最も多いのは労務管理その他の労働に関する一般常識で、 12年のうち6年です。 範囲が条文の外まで広く、白書や統計からも出るため、 範囲の広さのわりに配点が5点しかないのがこの科目の性質です。 ここに時間を先に注ぐと、他の科目が薄くなって共倒れします。

基準から逆算して決める順番

  1. 労働基準法から入る。手続の順序が実務と同じで、 あとの科目の前提にもなります。ここが薄いと、労災も雇用保険も根が張りません
  2. 労災・雇用・健保・年金を、手続が起きる順に積む。 入社・けが・離職・受診・老後という場面の順に並べると、 条文が単独の知識ではなく手順として入ります
  3. 一般常識は最後まで深追いしない。 引き下げが最も多い科目ですが、それは範囲が広いからで、 時間をかけても得点が伸びにくい場所です。基準点を割らない備えに絞ります
  4. 選択式は、科目ごとに3点を取る練習で確かめる。 総得点の演習だけをしていると、1科目が2点で終わる形に気づけません

毎日の分量を先に決めておく

社労士試験は年1回です。令和7年度は申込53,618人に対し 受験43,421人で、10,197人が受けていません。 合格者2,376人より多い人数です。 落ちる前に、受けるところまで届かないのがこの試験のもう一つの姿です。

まとまった時間を待つと、この人数の側に入ります。 minipassの社労士道場は1肢ずつ解く形なので、数分の空き時間でも進みます。 外した肢だけが翌日に戻り、正答できた時点で間隔が延びるので、 科目ごとにどこが基準点に届いていないかが、演習しながら分かります。

社労士道場をひらく

科目ごとの進め方は社労士の学習ガイドに、 資格を取ったあとに何を引き受けられるようになるかは 社労士は誰の何を引き受けるかにまとめています。

よくある疑問にお答えします

社労士試験は何点取れば合格ですか。

令和7年度は40点満点中22点以上、かつ各科目5点中3点以上、および70点満点中42点以上、かつ各科目10点中4点以上でした。総得点は選択式が21点から27点、択一式が42点から45点の間で年ごとに決め直されるため、固定の合格点はありません。

総得点が足りていれば合格できますか。

できません。選択式8科目と択一式7科目、合わせて15の科目別最低点があり、1つでも割ると総得点が足りていても不合格になります。

どの科目がいちばん危ないですか。

選択式の労務管理その他の労働に関する一般常識です。過去12年のうち6年で基準点が引き下げられており、多くの受験者が基準に届かなかった年がそれだけあったことを示します。

独学ではどの順番で進めればよいですか。

労働基準法から始めて、労災・雇用・健保・年金と、実務で手続が発生する順に進めるのが基本です。一般常識は範囲が広いので最初に深追いせず、他の科目が基準点に届いてから時間を配ります。

1日どれくらい勉強すればよいですか。

時間の長さより、毎日触れる回数のほうが効きます。1肢ずつ解く形にすれば数分から進められ、間隔を空けて思い出す回数が自然に増えます。

最終更新: 2026-08-23 / 数字は配信しているデータを実測した値です。

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