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minipass資格試験の勉強法

社労士は誰の何を引き受けるか

社会保険労務士の値打ちは、法律の条文にそのまま書かれています。 労働と社会保険の手続を、報酬を得て引き受けてよいのは資格者だけです。 人を雇えば必ず発生する手続なので、頼む側には資格者以外の選択肢がありません。 令和7年度の合格者は2,376人、登録者数は46,506人です。

報酬を得てよいのは資格者だけ

条文で見ると、任されている範囲がはっきりします。

社会保険労務士法第二条第一項 社会保険労務士の業務

労働と社会保険の法令に基づく申請書の作成、提出の代行、行政機関への主張や陳述の代理、帳簿書類の作成。従業員を雇うかぎり必ず発生する手続で、会社が自力でやるか資格者に頼むかしかない。

社会保険労務士法第二十七条 業務の制限

社会保険労務士でない者は、報酬を得てこの事務を業として行ってはならない。報酬を得て引き受けられるのは資格者だけ。会社の外から手続を引き受ける道がここで開く。

出どころ: 厚生労働省「社会保険労務士法(昭和43年法律第89号)」 (2026-08-23に条文を確認)。

従業員を1人でも雇えば、入社の届出も、労働保険の年度更新も、 就業規則の届出も避けて通れません。会社が自力でやるか、資格者に頼むかの二択で、 頼む先になれるのは社会保険労務士だけです。 これは「持っていると有利」という話ではなく、 困っている会社から見て相談できる相手が限られている、という構造です。

資格の効き方は3つの形に分かれます。業務独占(その資格者でなければ してはならない)、設置義務(置かなければ事業を始められない)、 名称独占(その名前を名乗れない)です。 社会保険労務士は業務独占と名称独占の両方を持ち、 登録者は46,506人。令和7年度の合格者は2,376人でした。

受かる人は40代以上が過半数

合格者の年齢構成は次のとおりです。40歳以上が54.8%を占めます。

年齢合格者に占める割合
24歳以下2.1%
25~29歳10.6%
30~34歳15.5%
35~39歳17.0%
40~44歳14.4%
45~49歳13.1%
50~54歳11.9%
55~59歳7.0%
60歳以上8.4%

出どころ: 全国社会保険労務士会連合会 試験センターの公表資料(令和7年度)。 最年少は19歳、最年長は78歳でした。

この試験は、若さで押し切る種類のものではありません。 扱うのは労働時間・保険料・年金といった、働いていれば一度は当事者になる制度です。 自分が経験した場面を条文に結び付けられる分、社会人歴は不利ではなく材料になります。

働きながら受けるのが標準的

合格者の職業別の構成比です。

職業合格者に占める割合
会社員58.4%
公務員11.7%
無職11.0%
その他6.6%
団体職員4.8%
自営業3.6%
役員2.8%
学生1.1%

勤務先を持つ人(会社員・公務員・団体職員)が74.9%、 自営業と役員まで含めると81.3%です。 仕事を辞めて専念した人が受かる試験ではなく、 働きながら受けるのが標準的な受け方だと分かります。

今から始めても間に合う理由

合格率は5.5%ですが、この数字は「頭の良い人だけが受かる」という意味ではありません。 社労士試験は総得点だけでは決まらず、 15ある科目別の最低点を1つでも割ると不合格になります。 落ちる人の多くは、実力が足りないのではなく、 ひとつの科目を落としています。

裏を返せば、対策の的ははっきりしています。 総得点を伸ばす前に、割りやすい科目を作らないことです。 どの科目が危ないかは公表資料から数えられるので、 社労士は総得点では受からないにまとめました。

覚えるのが苦手だという心配についても、 実験の結果は「記憶力より学習の形」を示しています。 詳しくは勉強嫌いは頭の問題ではないをご覧ください。

進め方の詳しい話は社労士の学習ガイドにあります。

社労士道場をひらく

よくある疑問にお答えします

社会保険労務士にしかできない仕事は何ですか。

労働と社会保険の法令に基づく申請書の作成、提出の代行、行政機関への主張や陳述の代理、帳簿書類の作成です。社会保険労務士法27条は、社会保険労務士でない者が報酬を得てこれらを業として行うことを禁じています。

社労士の合格率はどれくらいですか。

令和7年度は受験43,421人・合格2,376人で5.5%でした。合格発表の時点で、社会保険労務士の登録者数は46,506人です。

働きながらでも受かりますか。

合格者の58.4%は会社員、11.7%は公務員で、勤務先を持つ人が74.9%を占めます。自営業と役員まで含めると81.3%で、働きながら受けるのが標準的な受け方です。

何歳から始めても間に合いますか。

令和7年度の合格者は40歳以上が54.8%で過半数を占めます。最年少は19歳、最年長は78歳でした。実務経験のある年代のほうが、条文の場面を思い浮かべやすくなります。

覚えるのが苦手でも大丈夫ですか。

記憶力そのものより、思い出す形で学べているかが結果を分けます。読み返しを重ねた群より、読む回数を4分の1に減らして思い出す練習をした群のほうが、1週間後に多く覚えていたという実験があります。

最終更新: 2026-08-23 / 数字は配信しているデータを実測した値です。

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