宅建に受かる点は何点なのか
宅建は満点を取る試験ではありません。直近12年の合格点は 33点から38点の間で動いています。50問のうち 38問を取れば、どの年度でも合格ラインに届いた計算です。 合格率18.7%という数字より、この38点のほうが行動に直結します。
合格点は33〜38点で動く
宅建の合格基準点は、あらかじめ決まっているわけではありません。 その年の得点分布を見てから決まるため、年度によって上下します。 ただし振れ幅は限られていて、直近12年で33点を下回った年も、 38点を上回った年もありません。
| 年度 | 受験者 | 合格者 | 合格率 | 合格点 |
|---|---|---|---|---|
| 令和7年度 | 245,462 | 45,821 | 18.7% | 33点 |
| 令和6年度 | 241,436 | 44,992 | 18.6% | 37点 |
| 令和5年度 | 233,276 | 40,025 | 17.2% | 36点 |
| 令和4年度 | 226,048 | 38,525 | 17.0% | 36点 |
| 令和3年度(12月) | 24,965 | 3,892 | 15.6% | 34点 |
| 令和3年度(10月) | 209,749 | 37,579 | 17.9% | 34点 |
| 令和2年度(12月) | 35,261 | 4,610 | 13.1% | 36点 |
| 令和2年度(10月) | 168,989 | 29,728 | 17.6% | 38点 |
| 令和元年度 | 220,797 | 37,481 | 17.0% | 35点 |
| 平成30年度 | 213,993 | 33,360 | 15.6% | 37点 |
| 平成29年度 | 209,354 | 32,644 | 15.6% | 35点 |
| 平成28年度 | 198,463 | 30,589 | 15.4% | 35点 |
出どころ: 不動産適正取引推進機構の公表資料。合格点は50問中の点数です (登録講習の修了者は5問免除のため、45問中の基準が別に示されます)。
合格率18.7%をどう読むか
令和7年度は245,462人が受験し、45,821人が合格しました。 率だけを見ると厳しく映りますが、この分母には 申込だけして受けなかった人も、記念受験も、対策なしで臨んだ人も入っています。 実際、申込306,099人に対して受験は80.2%です。
率は他人との比較の数字であって、あなたが操作できる数字ではありません。 操作できるのは点数のほうです。38点を取る計画を立てれば、 合格率が何%であっても関係なくなります。
36点の配り方を先に決める
50問を平等に勉強すると終わりません。科目ごとに取る点を先に決めて、 そこへ届く分だけを勉強するほうが早く着きます。minipassが使っている配り方は次のとおりです。
| 科目 | 出題数 | 取る点 | 1問に要る条文 |
|---|---|---|---|
| 宅建業法 | 20問 | 18点 | 5.5本 |
| 権利関係 | 14問 | 7点 | 23.9本 |
| 法令上の制限 | 8問 | 5点 | 16.5本 |
| 税・その他 | 8問 | 6点 | — |
宅建業法から始める理由は、1問取るのに覚える条文が 5.5本と最も少ないからです。権利関係は 23.9本で、同じ1点を取るのに4倍以上の条文が要ります。 さらに宅建業法は過去問と同じ論点の繰り返し出題が 62〜100%を占め、覚えた分がそのまま点になります。 権利関係は12〜25%しかないので、深追いすると割に合いません。
独学なら今日この順で始める
minipassを使わない場合でも、順番は同じです。市販の教材だけで進めるなら、 次の手順をそのまま紙に書き写してください。
- 科目ごとの目標点を紙に書く。上の表をそのまま写すだけで構いません。 「全部やる」をやめた時点で、勉強量は半分以下になります
- 宅建業法の過去問だけを、10年分まとめて解く。 テキストを読んでからではなく、先に解きます。分からない問題は飛ばして構いません
- 間違えた問題の論点だけ、テキストの該当ページを読む。 最初から読むと、出ない場所に時間を使います
- 同じ論点を、3日後・1週間後にもう一度解く。 1回で覚えようとせず、間隔を空けて3回思い出すほうが残ります
- 権利関係は、繰り返し出る論点だけ。借地借家法・区分所有法・ 相続あたりに絞り、判例の細かい事案は捨てます
この順番の要点は、読む前に解くことです。テキストを最初から読むと、 読む対象は範囲の全体になります。先に解けば、読むのは間違えた論点だけで足ります。
あと何問で届くのかを数える
いま過去問を解いて25点なら、合格まであと13問です。 30点なら8問。合格までの距離は、いつでも問題数で数えられます。 率で測ると自分がどこにいるか分かりませんが、点で測れば残りが見えます。
minipassの宅建道場では、この38点の配り方をそのまま画面の順番にしています。 論点ごとの表を読み、同じ論点を○×で確かめ、間違えた肢だけが翌日に戻る形です。 どこまで届いたかは、科目ごとの到達度で出ます。
進め方の詳しい話は宅建の学習ガイドにあります。
よくある疑問にお答えします
宅建の合格点は何点ですか。
年度によって動きます。直近12年では33点から38点の間で、令和7年度は33点でした。50問中の絶対評価ではなく、上位から一定の割合を取る形なので、満点を目指す必要はありません。
宅建の合格率はどれくらいですか。
令和7年度は受験245,462人・合格45,821人で18.7%でした。直近12年では13.1%から18.7%の間で動いています。
宅建の受験者数は何人ですか。
令和7年度は申込306,099人に対し受験245,462人で、受験率は80.2%でした。
何点を目標にすればよいですか。
38点を上限の目安に置くと、どの年度でも届きます。minipassは宅建業法18点・権利関係7点・法令上の制限5点・土地建物と統計4点・税と鑑定2点の合計36点で配り方を決めています。
独学でも間に合いますか。
科目ごとに目標点を先に決めれば、独学でも組み立てられます。配点の大きい宅建業法から始め、繰り返し出る論点に絞るのが基本の順番です。
最終更新: 2026-08-23 / 数字は配信しているデータを実測した値です。